歯周病を進行させないための秘訣「新しい歯垢古い歯垢」(2014.8.25)

歯周病を進行させない秘訣は、細菌の増殖の場である歯垢を有毒化させないことです。

歯垢が有毒化するまでには、5つの段階があります。

歯に唾液がつき、健全な細菌(常在菌)が歯に定着します。これが、歯垢です。(ここまでが第2段階です)その上に歯周病菌が定着し、増殖し常在菌を覆います。そうすると歯垢は、有毒化してきます。(第4段階です)

歯垢が唾液のカルシウムをとりこんで石のような歯石になります。(第5段階)です。歯周病の進行をとめるには、毎日の歯ブラシを使って、歯垢を第3段階に移行させないことが大事です。

第2段階までを新しい歯垢、第3、第4段階を古い歯垢と言います。歯石は、古い歯垢の密集地です。

歯医者で歯石だけをとる行為は、体にダメージをいっぱい受けた後で、手当をするようなもので、歯を長持ちさせるためには、効果的では、ありません。

健全な新しい歯垢の内に、歯ブラシでとる技術を獲得し習慣にできることが歯周病を進行させない秘訣です。

歯医者での、サポートは欠かせませんのでかかりつけ歯科をもって下さい。

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