歯医者に行けば歯は長持ちするか?(2014.9.4)

 年の割に歯が少なくなっている方がいます。話を聞いてみると、歯医者に行かない訳ではなく、痛んだり気になったらすぐに歯医者で見てもらうそうです。でも行ってみると手遅れで神経をとったり、歯を抜くことを繰り返してその結果、歯が少なくなったそうです。症状が何もないときに行う定期検診を受けていない場合に、歯医者に行っていても歯がなくなります。定期検診を受けていた人と痛くなった時だけに歯医者に行く人の80才での歯の数を調べた調査があります。定期検診を受けていた人は15.7本、痛いときだけ歯医者に行っていた人は6.8本で約9本の差がありました。年間歯医者に通院する回数で日本が世界一というデータもあります。結局、悪くなっていくので結局、通院回数が多くなるからです。

 歯医者は検診を受け、早期に問題点を発見する施設です。残念ながら手遅れになった場合は、それ以降、定期検診に通うようにして、残りの歯を守りましょう。

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