スウェーデンに学ぶ歯の健康「予防歯科」(2014.9.5)

 「予防歯科」先進国として知られているスウェーデンもかっては、多くの人が虫歯や歯周病で歯を失っていました。その状況を重く見たスウェーデン政府は,1970年代に「予防歯科」を国家的な一大プロジェクトとしてスタートさせました。効果は絶大で、現在のスウェーデンは、世界で最も歯科疾患が少ない国と言われています。スウェーデンのイエテボリ大学で歯科疾患の大規模な調査が行われ、その結果、セルフケア(じぶんでの手入れ)とプロケア(歯科医院での手入れ)の両方が重要であることがわかりました。歯医者は「痛くなったら行く」のではなく「痛くならないために行く」場所になりました。スウェーデン政府は、歯科医院で「予防歯科」を受診することを義務化しています。20才未満はチェックも治療も無料で、子供の時から歯の健診が当たり前として捉えられ、歯の健康づくりが生活習慣になっています。当院でも定期健診を通して歯の健康習慣をつける「カムカムくらぶ」があります。是非、ご加入下さい。

                                    Y予防歯科3.jpg