御嶽山の有毒ガスは口臭の成分と同じ(2014.10.2)

 御嶽山が噴火して困難な中、今も救助活動が続けられています。その救助活動を妨げているのが有毒ガスです。有毒ガスの1つは硫化水素で口臭の成分でもあります。 硫化水素は、青酸ガスに次ぐ毒ガスで 250ppm の濃度で、人は1時間以内に死亡します。硫化水素による自殺がはやったこともあります。口臭濃度である 0.3ppm でも気分が悪くなるといわれています。このような毒ガスですので口臭は体に害があります。口臭は歯ぐきを溶かす強い作用があり、明らかに歯周病の原因となり、歯周病を悪化させます。癌の原因である活性酸素を増やしたり、細胞核の DNA を切断することも分かってきました。 たとえ微量だとしても、このような毒ガスが口の中に存在することは好ましいことではありません。歯科医院を定期受診して口臭予防に心がけましょう。

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