歯周病菌はどこからやってくるか?(2014.11.4)

 この疑問に対する答えはまだ見つかっていません。歯周病の高い罹患率は有史以来知られていますが、その感染経路は謎で、思春期以降の唾液感染であろうと考えられています。大阪大学歯学部の天野敦雄先生は歯科大生への講義で相手が歯周病かどうかを検査してからキスをしなさいと教えています。歯周病の細菌検査で、毒性の強い歯周病の検出率は15才から40才までは20-50%で,12才以下では10%をきります。このことから、少年期に定着する可能性は低いが、思春期以降に口の中に定着する可能性が高くなると考えられます。

 歯周病は中年以降の病気だと考えられていますが、感染はもっと早く、免疫力が落ちてきたり様々な要因で発症してくると考えられます。自分での歯の手入れの大事ですが、自分のパートナーのお口の中の手入れも重要です。恋人、夫婦、家族で歯周病ケアを行いましょう。

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