歯周病菌は吸血鬼(2014.11.15)

 歯周病菌が生息する歯周ポケットに、プローブという細い器具を軽く入れると血がでます。これをBOPといいます。歯周病菌は、吸血鬼のようにポケット内の血を栄養分(特に鉄分)にして増殖します。BOPがなくなれば、歯周病菌が飢餓に陥り、増殖できなくなります。そうすると、歯周状態が安定します。しかし、また、口の中の清掃環境が悪くなると吸血鬼のような菌が増えてきて歯周病が進行します。歯周病の最終型は歯を失うことです。失わずにすむには、細菌が好む、出血に気をつけなければいけません。血が出るが、歯ブラシでこすったら止まったので大丈夫と思っていると、歯周ポケットの中で歯周病が進行している場合があります。手遅れにならぬよう、歯医者で きちんと見てもらいましょう。

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