高倉健さんを偲ぶ(2014.11.20)

 11月10日に高倉健さんが亡くなりました。無骨で不器用な男を演じる高倉健、昭和の日本人を演じられる最後の俳優だと思います。プライベートは謎に包まれていてテレビにもでない、それも高倉健さんのカリスマ性を大きくしていたのだと思います。高倉さんと言えば「幸せの黄色いハンカチ」が有名ですが、僕はその3年後に封切られた「遙かなる山の呼び声」が好きです。 理不尽な仕打ちを受け人をあやめてしまった男が、逃走中に恋をする、警察に捕まり恋する人と別れなくてはならなくなる。一度の過ちで人生を棒に振る男とその男をしたい待ち続ける女。ここでも、待ち続ける印としての黄色いハンカチが登場します。黄色いハンカチでハッピーエンドが、わかっているだけに別れのシーンは感動的です。現代では もっと上手く生きろと思われるかもしれませんが、昭和生まれの自分としては最後の別れシーンでは涙が止まらなくなります。

 「幸せの黄色いハンカチ」は見た方は、一度「遙かなる山の呼び声」見て下さい。

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