口のガンの早期発見が、命を救う(2014.12.15)

 昨年の3月に歯ぐきが腫れて来院された72才の男性が、口腔外科でガンと診断され、5月に手術されました。しかし、12月に再発し、今年の11月に亡くなられました。以前より歯ぐきが腫れていたが、歯周病と考えて、放置されていたことで手遅れになったと考えられます。発見から亡くなるまで2年も無かったでした。口の中のがんは、全体のがんの1-2%ですが、発見が遅れると命にかかわり、手術の後も合併症や後遺症に苦しむことが多くあります。口の中のがんの7割以上を歯科の開業医が発見しています。治りにくい口内炎や歯ぐきの腫れや出血は、要注意です。手後れにならぬよう、年に一回は、かかりつけの歯科で口の中のがんの検診を受けましょう。

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