命にかかわる歯と歯の間の掃除(2015.1.6)

 2000年頃、アメリカのニューヨークタイムズ紙で「フロス オア ダイ」という言葉が取り上げられました。フロスとは、歯と歯の間を掃除する糸のことで、「歯の間の掃除をするか 死ぬか、真剣に考えなさい」と言うことです。これは、歯周病が糖尿病や心筋梗塞の原因になることが、わかってきたことで生まれた言葉です。ブラシ オア ダイではなく、フロスと言っているのは、ブラシでは歯と歯の間が掃除できないからです。歯周病や虫歯は歯と歯の間から進行し、自分では知らないうちに歯に、ダメージを与えています。歯の神経まで行く虫歯や歯周病が重度に進行した人は歯と歯の間が、掃除が出来ていない場合が多いです。歯ブラシだけでは、全体の6割しか掃除出来ません。欧米ではフロス使用者は5割以上、日本では2割未満です。 命が惜しければ、1日一度は、フロスを使って歯の間を掃除しましょう。

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