アメリカの歯科定期検診率が高い理由(2015.1.7)

 アメリカの歯科定期検診を受けている人は、6割近くで日本では、2割にも届きません。その理由は、歯が清潔感、健康観、見た目に重要であるというアメリカ人の歯に対する認識の高さがあげられます。

 もう一つの理由は、医療保険制度にあります。アメリカでは、民間保険が主で定期検診を受けないと保険の給付がされない仕組みになっています。保険会社は、定期検診を真面目に受けていれば歯が悪くならないという事を知っているのでこのような仕組みを作っているのです。

 歯科を含む日本の医療費がどんどん増えていく原因の一つに悪くなってからしか、医者に行かないとことがあります。医療保険は原則、病気になってからしか使えません。もっと予防や検診の給付を進めることが、国民が健康になる為に必要です。健康は自分の意志で勝ち取るしかありません。国の医療が破綻しないためにも、定期検診を受けるようにしましょう。

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