歯を磨く必要はありません。歯垢をかき混ぜることが大事です(2015.2.25)

 歯磨きという言葉は、歯周病に効果がある歯ブラシの使い方に誤ったイメージを与えます。

一生懸命、歯を磨きすぎて歯や歯ぐきが 削れてしまっている人がたくさんいます。削れた場所は、将来、知覚過敏や虫歯になります。歯周病菌は、歯にくっついているもの(歯垢)が問題で歯から離れたものに問題はありません。歯垢がついていない場所を磨く必要はなく、歯垢をかき混ぜて歯から浮き上がらせれば、OKです。まず歯垢が有るところを、確認し(歯垢染色)そこに、歯ブラシの毛を当てて細かく動かすことで十分です。感覚は歯垢染色をして、歯ブラシを振動させればとれるのがわかります。歯磨きをしても、歯垢がはがれてなければ病気は治りません。歯磨き(TEETH BRUSHING)ではなく、歯垢のかき混ぜ(PLAQUE STIR)ができることが歯周病予防、治療の基本です。お茶を点てる感覚です、分からなければご指導しますのでご相談下さい。

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