タバコのある環境が口の中のガンを作る(2015.3.14)

 日本では年間3000人の方が口のガンで命を落としています。早期発見率は20%、発見が遅れると半数の人が5年以内に亡くなります。手術をしても入院期間やリハビリを入れると1年近く時間を無駄にします。そして、食べること、話すこと、見た目にも大きなダメージを受け、辛い生活を送らなければなりません。喫煙と受動喫煙と口腔ガンとの関連性は、8割と言われています。衣服や壁に染みついたニコチンなどの物質も発ガン物質となることも、報告されています。口腔がんは、口の中を見て分かるがんで、一般の歯科医院で健診を受けることができます。喫煙環境は、歯周病にも悪い影響を与えています。特にタバコを吸う環境にいる方は、定期的に歯周病健診を兼ねた口腔ガンの健診を受けましょう。早期発見できれば、5年生存率は90%です。

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