アメリカン・スナイパー(2015.3.21)

 クリント・イーストウッドの映画「アメリカン・スナイパー」を見ました。イラク戦争で狙撃手として活躍し、伝説とまでされた主人公。殺すか殺されるかの戦場で仲間が、亡くなり自分も心を病んでいく。主人公の少年時代父親が人間には3種類あると教えます。狼か羊か番犬、仲間がやられていたら助けるそれが番犬、羊には助けることができない。世界の番犬となっているアメリカ、果たしてその飼い主は、本当に世界の仲間を助けようとしているのでしょうか。羊である日本もその番犬の仲間に入ろうとしています、羊であることを70年間守っていた日本人、羊であることのすばらしさを世界に訴える事ができるのは、日本しかないと思います。戦争は人が死に、建物が破壊される以上に人の心に、大きなダメージを与えるということを強く感じさせる作品です。飼い主が面目を保ち、主人公とその家族が救われるには、これしかないというラストです。映画を現実と感じさせるイーストウッドの力はすごいです、自分も精神をやられそうです。いい映画で見て欲しいですが、覚悟をもって見たほうがいいかと思います。

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