歯科矯正はいつから?(2015.3.23)

 「歯並びがよくない。そのままにしておいていいのか迷っています。」子供の歯から大人の歯に生えかわる時に父兄からそんな相談を受けます。子供が7-8才以降なら、レントゲン撮影で今後の歯の生え方や成長の傾向がわかります。あご骨の成長のアンバランスやアゴのずれが有る場合(受け口や出っ歯や顔の左右非対称)は、早めに矯正を行う必要があります。小学校低学年から行う矯正治療を早期治療(1-2年)といいます。この時期に、大人の歯の生え替わりは終わらないので、アゴのバランスを整えたり、成長に必要な機能訓練をおこないます。小学校高学年から中学生の間にもう一度、矯正治療(約2年)を行います。この時期だけに1回行う方法を1期法、早期治療とこの時期の2回に分けて行う場合を2期法といいいます。歯科矯正は、医療保険が使えないので実費負担になります。医院によって考え方ややり方、費用は異なります。永久歯の歯並びが整うまでの総額は60万円以上かかると言われています。結論としては、大人の歯が生えて来たら矯正歯科を標榜している歯科医院で相談することです。検査を受けて、早期治療が必要かどうかを判断してもらい適正な時期を決めましょう。歯の機能は咀嚼、嚥下、発語、審美、どれも子供の人生にとって重要です。前歯の永久歯が生えたら早い目に3つの説明( 現状の説明と予測の説明、矯正方法の説明)をうけることをオススメします。

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