大人の虫歯放置格差も広がる(2015.3.27)

 小中学生の歯科検診で虫歯の治療勧告を受けても、歯を治さない子が多いとブログで書きましたが。大人は、どうでしょうか?歯の痛みなどの何らかの自覚症状があるにもかかわらず、約4割の人は治療せずにそのまま 放置していることが2011年1月全国保険医団体連合会の調査でわかりました。治療せずに放置していると回答した3710人に、その理由を聞いたところ(複数回答)約半数が「時間がない」、「費用が心配」が3割「治療が苦手」が3割という結果でした。虫歯や歯周病は自覚症状がでると、進行していることが、多いです。手後れになって歯医者に行くので、時間がかかる。お金もかかるし、治療も痛みを伴うことが多くあります。自覚症状がない状態で歯科受診し、検診と予防処置をしてもらい、歯を長持ちできるアドバイスを受けることが大事です。手後れで歯医者に通うと歯を失っていきます。80才で日本人の歯の平均本数は約10本です。これでは、普通の食生活ができません。検診では、虫歯予防のために歯にフッ素を塗ることと、歯周病予防のために、歯のクリーニングと清掃指導を受けて下さい。食べる、飲み込む、話す、見た目と歯はすべてに重要な役目をしています。大事にしましょう。

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