歯ブラシだけでは追いつかない口の自浄作用の低下(2015.4.6)

 成人の1日の平均唾液分泌量は1-1.5Lと言われています。年をとると、唾液は減少傾向になります。この唾液には歯ぐきの保護・修復作用、抗菌作用があり、口の中の歯垢や舌苔を洗い流す自浄作用があります。唾液には安静時唾液と刺激時唾液があり、食べる時には刺激唾液が出て、食べ物を唾液と混ぜ飲み込みやすくして、口の中も掃除をします。年をとると口の周りの筋肉が衰えてきます。話す筋肉、笑う筋肉、飲み込む筋肉が落ちてくると刺激唾液が、少なくなるのです。 歯ブラシで口の中をキレイにする事は、大事ですが、舌や顔の筋肉を良く動かすことがもっと大事です。年取ればとるほど 笑い、話し、良く噛むことが口の中の清潔に重要です。

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