非常によく動機付けられ、プラークコントロールが良好であれば歯周疾患は阻止しうる。

 スウェーデンのイエテボリ大学の歯周病学教室のベンストレム先生の言葉です

歯周病について全容が解明されたわけではなく、その治療に関してもいろんな方法や情報があふれています。その中で確からしい情報を与えてくれるものは、日本歯周病学会が発行した「歯周病の検査・診断・治療計画の指針」です。また、日本歯周病学会のホームページには、歯周病に関する最新のガイドラインも掲載されています。歯周病とインプラント、糖尿病、喫煙、スーパーペリオ、再生療法についてのエビデンスがのっています。歯周病は歯垢(バイオフィルム)が原因で発症する炎症性疾患で歯垢を除去する原因除去治療(ブラッシングによるプラークコントロール)を軽視する歯周病は存在しません。薬で症状が軽減することはありますが、治ることは有りません。歯周病の原因をとる歯周基本治療が重要です。この治療後の検査で改善が見られない治療は、その人にとって有効では、ないということです。結果がでるには、半年ぐらいかかります。科学的に妥当なエビデンスに従って良き指導者のサポートを受けて歯周病治療を実行することが、大切です。

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