石原 結実先生「病は脚から」(2015.4.25)

 年を取ってくると脚が衰えてきます。下半身はからだの7割以上の筋肉をもち、脚のふくらはぎは第二の心臓と呼ばれるように血液循環をサポートする役目をしています。まだ若いから大丈夫と思っていても下半身の筋肉は減っていき、肥満、高血圧、糖尿病に結びつきます。メタボリック症候群から、高齢者になった時の寝たきりに結びつきます。長寿研究でたくさんの著書がある石原結実先生は下半身が衰えた状態を「尻欠け」と定義し、「病は脚から」という著書でその解決法を示しています。まずは運動することによる13の効用。その中で「うつ状態の改善」もあります。48人の高齢者に2ヶ月の筋肉トレーニングを課したら、自信のレベルが向上し、生き生きとした生活を送るようになった」という実験を紹介しています。体と心の健康を維持するための、運動は必ず必要です。世界一忙しいオバマ大統領も毎日の運動をかかしていません。梅雨までのいい季節、運動に出かけましょう。

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