歯周病の基本治療は歯ブラシで歯垢をとることです(2015.5.15)

　歯周病の原因は、歯に付着している歯垢です。歯垢は細菌でできています。歯垢中の歯周病菌が増えてくると毒素をだすようになります。この毒素により、歯を支えている組織を失います。毒素が出ている場所は、白血球が増えて免疫反応がおこり、腫れや出血が起こります。この状態を炎症といいます。火事の火を消すために　原因がガス漏れならガスの元栓を閉めます。原因を放置したまま、何をしても再発します。歯周病治療が成功する鍵は、歯垢が自分でとれることです。人間には動物（ほ乳類・は虫類）脳と人間脳があり、動物脳は欲望のまま生きる脳です。歯ブラシが面倒くさいと思う心は、動物脳から来ています。人間脳を使わないと、歯周病は治りません。病気を治す自分、健康を取り戻す自分をイメージできて自分をコントロールできるのは、人間脳の力です。自己流の歯ブラシでは、歯垢はとれません。歯垢がとれるような歯ブラシの使い方のトレーニングをうけることが大事です。