マシュマロの法則やキャンディー実験から考える歯の治療法(2015.8.2)

 「マシュマロをあげるけれど、すぐに食べてはいけない、食べずに何分か待ったらマシュマロをもう一個あげるよ」と子どもに話し、反応を見ます。 マシュマロをすぐに食べてしまう子供もいれば、がまんして食べない子もいます。その子達を二つのグループに分けて、何十年か後に再び調査してみると、マシュマロを我慢していたグループは、マシュマロをすぐに食べた子供のグループに比べて、あらゆる面(仕事、収入、人間関係、家族関係)で、はるかに上手く行っていたと結果がでました。 マシュマロを食べなかった子供は成功し、マシュマロを食べた子供は成功しなかったということは、人生で成功するには、我慢が大切だと言うことを言っています。これに似た実験にキャンディー実験があります。キャンディーを皿の中に入れ、これを12分間食べないで我慢できたらさらに別のキャンディーをあげると約束し、一人にしてビデオで撮影します。子どもは目を覆ったりキャンディーから目をそらしたり 手をたたいたり、指を数えたり気を紛らわせる事をします。やりたいことを我慢するためには、対象から気をそらしたり他の事で気を紛らわすことが有効だという実験です。歯の治療は嫌なものですが、しなければならない物です。当院では治療しながらアニメを見せたり、話をしながら治療するようにして気が紛れるようにしています。夏休みに、歯は治しておきましょう。

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