ガンの進行と虫歯の進行の類似点 早期発見が大事です(2015.8.1)

 ガンは進行度合いにより4つのステージに分類されています。0,Ⅰは粘膜表面だけ、Ⅱは筋肉まで Ⅲは、より進行しリンパ節にまで転移している状態、Ⅳは肺などの他臓器にも転移している状態です。Ⅰ、Ⅱだと5年生存率が8割以上と言われていますが、ステージⅢ、Ⅳになると生存率がかなり下がります。最近大腸がんで亡くなった俳優の今井雅之さんはステージⅣでした。 早期発見が、その生死を分けるのです。命を失うことは無いですが、虫歯菌が原因の虫歯も進行度合いで4つのステージがあります。C0(シーオー)は虫歯になりかけ、C1は歯の表面上の虫歯、C2は象牙質という組織に進行した虫歯、C3は神経にバイ菌が進行、C4は歯の周りにまで細菌が広がった状態です。原因は違いますが、初期症状はなく進行すると症状が出てくる病気で、症状が出る状態は、かなり進行していて治療に時間と費用がかかる所が似ています。 虫歯もがんも2番目までのステージで見つかればラッキーと思いましょう。 治療技術や治療機械は進化していますが、検査機械や検査方法はもっと進化しています。周りの人と楽しく共存できる健康を得るために定期的な健康診断を行うようにしましょう。

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