夏休み歯の実験教室を行いました(2015.8.7)

 虫歯になるしくみを実験で理解してもらうために歯の実験教室を行いました。口の中にはいろんな細菌がいますが、砂糖を利用して歯垢を作り歯にくっつき酸を作る細菌が問題です。①歯垢を染め出して顕微鏡でどんな細菌がいるか見てもらいました。そして鏡を見ながら歯ブラシしてもらいます。歯に穴があくのは、歯のカルシウムがとけることです。②歯と同じ成分のうずら卵が酸でとけるかを実験しました。酢(酢酸)の中にうずら卵を入れると泡が出てきます。これは炭酸カルシウムが溶けて二酸化炭素とカルシウムにわかれたからです。卵の殻は少しずつ溶けて2-3時間でスーパーボールのようなプニュプニュ卵になります。③虫歯になった場合の治療の仕方を模型の歯にレジンという樹脂をつめる体験をしてもらいました。砂糖のとりすぎも虫歯になります。最後にポカリスエットとカルピスウォーターの砂糖量を見てもらい水に溶かして飲んでもらいました。500ml中にポカリで30gカルピスは50gの砂糖が入っています。いろんな物がまざると飲みやすいですが、水と砂糖だけではウェーという感じで飲めない子が多かったです。顕微鏡の細菌の写真とスケッチノート、歯ブラシをプレゼントしました。卵とお酢は持って帰って酢卵を完成させてもらうようにしました。結構、興味を持ってくれる子もいて、子どもの間に言葉だけの学習でなく体験してもらうことが大事だと改めて思いました。

  J実験教室201501.jpg J実験教室201502.jpg