歯の根の治療(歯内治療)最新セミナー(2015.8.28)

 大阪の白水貿易で歯内治療専門医 神戸先生のセミナーに参加しました。アメリカではペンシルバニア大学が中心になって歯内治療の優れた方法が広まっています。何が変わってきているか。歯科用のCT(断層撮影レントゲン)で立体的に根の中の状態を見ることができる、歯科用顕微鏡で問題の出る場所を目で確認できる、根の中の掃除器具(ファイル)の形状と材質が改良され中の掃除が確実で早くできるようになった事です。原則は、根の中を無菌状態にすること、根の中に細菌が侵入しないよう緊密に封鎖することです。このために、治療中にゴムのマスク(ラバダム)が必須になります。虫歯が3度に進行した場合(1-4度まで進行度があり4度は保存できない状態)に歯に根の治療が必要になります。痛みのないうちに早く虫歯が見つかるとこの治療は必要ありません。そのために2-3年に一度定期的なレントゲン撮影をおすすめします。

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