歯周病に有害なストレスを減らすには(2015.9.12)

 心身に加えられる過剰なストレスにより白血球の中の顆粒球が活性化し、その影響から歯周組織が壊れ歯周病が進行すると言われています。また、ストレスは、口の健康を守る唾液を減らします。悲しくて思いっきり涙を流した後に、爽快なさっぱりした気分を感じたご経験のある方は多いでしょう。これは、副腎で作られたコルチゾールというストレスホルモンが涙の中に放出され、悲しみのストレスを弱めるのが一つの理由です。泣いた後に気分がさっぱりするのと同様に、唾液が分泌されるのもストレス発散につながります。唾液にもコルチゾールが含まれ、ストレス発散に効果を発揮します。唾液分泌を促進させるものとして、「おしゃべり」や「食べること」が上げられます。楽しく美味しく食べる食事というのは栄養面だけでなく、唾液がでることによるストレス減少にとても大切な行為なのです。

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