歯周病予防が命を守る(2015.9.15)

 歯周病は、ほとんど自覚症状がないので気付いた時には重症になっている場合がよくあります。重症の歯周病の歯には歯の周りに深い溝(歯周ポケット)ができています。深いポケットに潜む歯周病菌は、酸素を嫌う性質です。血液は末梢の組織に酸素を供給すます。 歯ぐきの末梢血管にまで血液中の酸素が届いていれば歯周病菌は、増加しません。末梢血管の循環不全により歯周病菌が増えていくのです。血液の循環不全が、心臓や脳に起こると、脳梗塞や心筋梗塞になります。歯周病が現れる年齢は、血管年齢や免疫が落ちてくる時期でいろんな病気になりやすくなります。歯周病予防には歯ブラシを丁寧にやることが、重要ですが、生活習慣も大きな要素です。肥満や糖尿病になるような生活は、歯周病の悪化を招きます。体の健康診断だけでなく、歯科の健診も受けて万病のもとの歯周病を防ぎましょう。

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