口を開けたまま食べる人は舌の位置が問題(2015.9.26)

 食べている時、口の中の食べ物が見える人が、たまにいます。こういう人は、低位舌といって普段の舌の位置に問題があります。食べる時、まず前歯で噛み、それから舌で食べ物を奥歯に持っていきます。その時、舌とほっぺたで食べ物を支えて噛んでいます。食べ物が舌の上のたくさん乗っていることは、ありません。舌の上に乗ったら奥歯に送るか、すぐに飲み込むようになっています。舌が、食べ物を運ぶ働きがうまくできていないのが、低位舌です。奥に食べ物が送れていないので、前の方で噛んでいることが多いのです。口の動きを見てみると奥で噛んでいる時は、アゴは小さく横に動いています。前で食べている人は上下に大きく動かしているので余計、口が開きやすくなります。当然、くちゃくちゃし食べる音も外に聞こえるようになります。この癖はなかなか治らないので、歯医者でトレーニングを受けましょう。

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