今日は特大スーパームーン(2015.9.28)

 今夜は、月の地球への最接近と満月が重なる「スーパームーン」、大きく明るい月を見ることができます。日本では月の中にウサギいると言われています。この伝説の由来を紹介します。昔、インドに仲良く暮らす、うさぎときつねとさるが居ました。3匹は、「自分達が獣の姿なのは前世で何か悪いことをしたから?今から人の役に立つことをしよう!」と話し合っていました。この話を聞いていた神様 帝釈天(たいしゃくてん)は、お腹のすいた老人として3匹の前に現れます。何も知らない3匹は、老人のために食べ物を集めに行きました。さるは木の実や果物を、きつねは魚を採ってきました。ところが、うさぎだけ何も持ってくることができません。うさぎは、「私には、食べ物を採る力がありません。 どうぞ私を食べてください。」と言って火の中に飛び込み、自分の身を老人に捧げました。これを見た老人は、すぐに帝釈天の姿に戻り「お前達の優しい気持ちは、良く解った。今度生まれ変わる時には、きっと人間にしよう。うさぎには可愛そうなことをした。 月の中に、うさぎの姿を残してやろう。」とおっしゃいました。こうして月にはうさぎの姿が残りました。老人が、うさぎの焼けた皮を剥いで月に映すとうさぎは生き返りました。月は新月から満月に移り変わる再生のエネルギーのシンボルです。今宵、スーパームーンを見て、月からの再生エネルギーをもらいましょう。

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