子供の歯並びを良くするための舌の動き(2015.10.3)

 歯の大きさに比べてアゴが小さいと歯並びがガタガタになります。良く噛んで食べるとアゴが大きくなると言われていますが、何回かむとどれぐらい大きくなるかというデータは、ありません。上あごが成長するためには、飲み込むときの舌の動きが大事です。飲み込む時に舌は上あごにぺったり着いて食べ物を食道に送ります。唾液も絶えず飲み込んでいるので1日数千回、この動きをしています。この動きが上あごを刺激、拡大します。この時に舌が上あごに着いていない(低位舌)と上あごを拡げる刺激がなく、歯並びが悪くなります。(遺伝もありますのでこれが全ての原因では有りませんが。)上あごの成長が良ければ、下あごの成長も期待できます。子供の歯並びを良くするためには正しい舌の動きができていることが必要です。舌の上に噛んで丸めたガムをおき、飲み込んだ時にガムが上あごに押しつけられ、薄くなっていると舌の動きは、正しいと考えられます。

      Z舌の位置と飲み込み.jpg Gガムの飲み込み.jpg