歯を削る音が静かなマイクロモーター(2015.11.10)

 歯医者で先ずイメージするのはあの『キュィン』という音です。削る痛みと音が結びついている人は、音だけで鳥肌がたちます。それは、エアタービンという道具です。圧縮した空気でドリルを高速回転(30万回転以上)させ、歯を削ります。しかし、今は静かな5倍速マイクロモーターが主流になっています。モーターなので回る音はしますが エアタービンより格段に静かです。フットレバー
を離すと素早く回転が停止するので、頬などを傷つけたりする危険性も少なくなっています。回転数は小さいですが切削力があるので、虫歯のほとんどの部分を削ることができます。昔は、虫歯が多かったので早く削れるタービンが普及していましたが、今はマイクロモーターだけで治療することも可能です。歯医者の『キュィン』という音のイメージを持っている人は、その変化に驚くことでしょう。

              Mマイクロモーター.png