歯が溶ける原因は虫歯だけじゃない(2015.11.27)

 酸蝕症という言葉知っていますか?虫歯ではないのに、歯が溶けてしまう病気で、酸性の飲食物や胃液の逆流が原因で起こります。一昔前までは、酸蝕症というと、工場で塩酸や硫酸、硝酸などを扱う職業の人、またはワインのソムリエなどに見られる職業病として知られていたものですが、近年はごく一般の人、そして若い人にもよくみられるようになってきました。歯が溶けると言っても、急激に起こるわけではなく、じわじわと溶かされていくのでなかなか自分でも気づきにくいものです。もしかしたら自分もその可能性がないか、チェックしてみましょう。・炭酸飲料をよく飲む・ワインをよく飲む・酸っぱいドレッシングをよく使う・梅酒などを好んで飲む・酸っぱい系のお菓子が好き・健康のために酢を飲む・100%柑橘系のジュースをよく飲む・食べ物によくレモンをかけて食べる・摂食障害である・胸焼けする。子供の頃から炭酸飲料やジュースを飲み続けていると酸蝕症になってしまいます。お酒や炭酸、甘い物や酸っぱいもの摂りすぎには注意しましょう。

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