竹下和夫先生講演会「心をはぐくむ弁当の日」スタッフ感想文(2013.9.6)

9月1日の弁当の日で有名な竹下和夫先生の講演会がありました。

笑いあり涙あり、勉強にもなり すばらしい講演会でした。

そこで藤井歯科の「勉強の日」としてスタッフの感想文をアップします。「勉強の日」を繰り返すことでスタッフはきっと成長すると思います。

竹下和夫先生講演会を聞いて

               藤井歯科医院  藤井 諭 

「話したいことが一杯あるので、時間オーバーしていいですか。」

「僕の顔みたいにのびてもいいですか」パワーとユーモアのある言葉から竹下先生の話が始まった。

食が未来を作るという強いメッセージ、現状の食の荒廃をなんとかしよう 人に感じて動いてもらおうというお話が始まりました。

弁当の日で有名な竹下先生ですが、まず90才を越えた自分の母親のスライドショーから始まりました。竹下先生のお母さんは5人の子を育てあげ、現在90才以上、認知症がかなりすすんでいて、お風呂を拒否をしていました。

しかし、その母親を風呂に入れる方法を先生が見つけた話です。

それは、人は感謝された人の言うことを聞くということ、感謝された人の役にたちたいと思うことです。

「お母さん、和夫に親孝行させてくれよ。そのために、長生きしてくれよ。」

というと、風呂にはいり「和夫、風呂は気持ちいいな。」と風呂が楽しみになりました。

人は年をとると、世話になるばかりで人から感謝されなくなり、自分は皆の役に立たない存在と思い、ひねくれてしまうようです。これが、人のいうことを聞かない原因になると竹下先生は考えました。

そして竹下先生は、お母さんに感謝する方法でお母さんに風呂に入ってもらうことができました。なるほどなーと思います。

私の父も88才でだいぶ弱り、すぐしんどい疲れたと訴え、風呂もしんどいというようになりました。自宅での入浴サービスでいやがっていましたが竹下先生のまねをして私が「親孝行させてもらう為に長生きしてな。」

というと、父親もしびしぶ風呂にいれてもらい、気持ち良さそうにしていました。

「また、入りたいな」です。

日本人はお風呂好きです、この楽しみは生きる喜びです。

コミュニケーションとは、 感謝の交流です。感謝の交流がないと人間関係が浅いままで険悪になってくると思いました。まず自分から、感謝、ありがとうの供給をしていこうと思います。

もっと聞きたい思う講演でした。ありがとうございました。

小原一美「つくる、かたずける、心を育む弁当の日」

本日のセミナーは、良い意味で裏切られた内容のセミナーでした。

まずは1つめのスライドショーですが、お弁当の日セミナー??と始めは驚きましたが、母親への想いと音楽が見事にマッチングしていて、すぐに引き込まれていきました。

超高齢化社会の現代で、介護問題が深刻な中、竹下先生の様な想いで接することができれば大変な介護も素直に楽しめることができる事がわかりました。

そこにいきつくまでいろいな葛藤があったと思いますが、自分の親も高齢になっていく中、とても考えさせられました。あとは、人間は自分が食べた物からできているということに、当たり前のことですが気づかされました。今まで何も考えずにおいしいと思えばバクバクと食べていたものが砂糖、油、添加物だらけのものばかりでした。これからの人生を充実したものにしていく為には健康が1番です。自分の食生活を見直さなければいけません。

そして家族や周りの人達、患者さんにも伝えていかないといけないなと思いました。

このセミナーを受けて「人の役にたちたい」という忘れかけていた子供の頃の素直な気持ちをもう一度思い出すことができました。

少しずつですが、自分が変われそうな気がします。

和泉亜貴「つくる!たべる!かたづける!心を育む弁当の日」

「弁当の日」という聞き慣れない言葉がどういうことか知らずにお話を聞きました。小学校5,6年生や中学生が月に1回自分で弁当を作る日。そう言われてもお弁当なんて小学生がみんな作れるのかとか嫌がる子はいないのかと思いました。でも、竹下先生のスライドに写し出された子供達は、男女関係なくみんな笑顔で楽しそうにお弁当を持っていました。そのお弁当がとてもおいしそうなものばかりで、見ているとお腹が空いてきました。

お弁当を作らせる目的としては、いつもご飯を作ってくれる家族の大変さやありがたさを分かってもらう為、また将来料理を自分で作れるようにということがあるそうです。でも子供達はその目的は分からないがながらも、友達に見せて驚かせたい。食べておいしいと言われたい。それが、楽しみで作ってくるそうです。

また、お茶のいれ方も知らない人が増える中「弁当の日」を経験した子供達は大学生になって一人暮らしを始めても自炊ができるそうです。

私は実家暮らしなので普段は母親が料理を作ってくれていますが、たまに自分で作ってみるとその大変さがよく分かります。

「弁当の日」のお話を聞いて改めて感謝の気持ちを忘れずに食事を楽しみたいと思いました。

熊野千晶「つくる、たべる、かたずける!心をはぐくむ弁当の日」

「全くその通り!」と言う事が多々ありました。

0-7才は模範と模倣の歳。確かに我家でも0-7才の娘達にとって、一番身近な私は模範となる存在であったであろうし、模倣の対象にもなっていたのだろう。果たして良き模範となっていたのだろうか?

すごく疑問である。

竹下先生の言われた通り、子供達が「私もやりたい」とキッチンに来れば、邪魔になる、危ない、時間がかかる、私がしたほうが早い

という理由から「いいよ、あっちへ行ってて」と料理は一切手伝わせなかった。模倣のしようがない・・・

子供は料理に関心をもちはじめるのは、2-5才がピーク10才では関心がなくなるとの事。10才もとっくに過ぎた我家の娘達はまったくと言って良いほど、料理に関心がない。料理ができるのを待ち、出された物を食べる。作る過程には参加しない。興味も無い様子。

幼い頃に、私がさせなかったのがいけなかったのだろうと今になって反省する。

 さて、私はと言うと兄と2人兄弟で兄は男だからという理由から、幼い頃から、よく母の手伝いをしていた。高校に入るともちろん自分のお弁当は自分で作っていた。そして、今、中学、高校、大学と少なくとも10年間 子供達の弁当を作っている。その点は自分でもすごく偉いと思う。しかし、その内容はと言うと、前日の残り、冷凍食品という有様。これもまた反省しなければならない。

 竹下先生の話を聞いて、お弁当作りは、人に喜んでもらうと言う事と何より友達のリアクションが楽しみとの事、早速、20歳にもなった娘に今はやりのキャラ弁を作って持たせた。反応は期待以上ですごく喜んでくれて、友達に見せまくったらしく、また作ってと上機嫌。

作った私は本当にその反応とリアクションが楽しみでまたうれしかった。

 今回、竹下先生の講演に参加させて頂き、スライドショーでは感動し、涙、涙。そしてお話にはすごく感銘しました。

この講演を機に、今からでも我家の食生活を見直し、変わる人になろうと思います。

藤守 美保子「竹下先生の講演を聞いて」

竹下先生の講演、楽しくそして感動して聴かせていただきました。

「弁当の日」の提唱の話を始め、親御さんの介護の話、子育ての話など、どれも身にしみる話でした。

子供は0才-7才の間は模範と模倣の時期、7-14才の間は好きな人の真似をしたりするそうです。

そう考えると本当に子供はなんでも親の真似をしたりします。

ことわざに「子は親を映す鏡」という言葉がありますが、まさしく親の行動が子供に影響するということをあらためて考えさせられました。

私自身、子供が台所でお手伝いしたいという、人の役に立ちたい、自分で何かをやってみたいという自立の気持ちを、危ないから邪魔だからと何もさせず自立の芽をつんでしまていたように思います。

竹下先生が見せて下さった「弁当の日」のスライドショーの中での子供達の笑顔は輝いていました。

自分で献立を考え、買い物をし、弁当を作る。その行動の中で子供達は色んな事を学び、そして気づき成長していっているのが自慢げに弁当を見せる仕草から感じられました。

こんなすてきな「弁当の日」を体験した子供達は幸せですね。

子供にこんな人になってほしいと思うなら、まずは自分自身がその目標に近づける自分であろうと努力しなければいけないんだなと思いました。

竹下先生は認知症の親御さんの介護をされている話をして下さいましたが、認知症というのはだんだん物忘れが激しく

なってそのうち子供の名前さえも忘れてしまって、幼子のようになると思っていましたが、決してそうではないんですね。

子供のようにわがままを言っても、それは子供と同じではなく今まで生きてきた自尊心とプライドを伴っているという事を理解し、敬意と感謝の気持ちを持っている先生は素晴らしいなと思いました。

世話をしているのではなく、親孝行させる為に長生きしてと言えるのは本当に愛情をもって接しているからだと思います。

私も今は健在でいてくれている母親の世話をするようになった時いつまでも親孝行させてねという気持ちでいたいと思います。

それが実現できたらきっと子供達も親孝行してくれるんじゃないかなと期待しています。

山下みどり-食の大切さを考え、子供達の自立、自己肯定感を育てよう-

「子供が作る弁当の日」のお話を聞いて食事を作る事の大切さがよく分かりました。

そしてそれが子供のころに学ぶ事が大切で、大人になってからの食生活に大きな影響を及ぼすという事。

それに食事を子供だけで作らせ、親が手伝ってはいけない理由にもとても感銘を受けました。

食事を作ることの大変さがわかり、家族をありがたく思い手順よくする為に段取りを考え、調理を失敗しても献立の変更ができたり自分の弁当を「美味しい」と感じうれしく思ったり、その他たくさんの事を感じる事ができ、学ぶ事ができます。それが、その子供の人生に大きく関わってくる事がわかりました。

私には今5年生と2年生の娘がいます。5年生の娘は料理はきらいではない様で、よくお手伝いをしてくれます。

時々おじいちゃんが釣ってきた魚をさばくお手伝いもします。

魚の臭いいやだからさわりたくないと思ってほしくなくて小さな頃からうろこ取りなど手伝ってもらい新鮮なお魚は美味しいと感じてもらいたかったのです。それも間違いではなかったのだと確信しました。

今日の竹下先生のお話は私にも少し自信をつけてくれたように思います。

そして先生の音楽付きのスライドショーはとても感動しました。

はなちゃんのみそ汁のお話、認知症のお母さんのお話「弁当の日」のお話 どれも 涙なしでは見られませんでした。

人をいろんな角度から観察し、その人がどうしてほしいのかを考える事によって、人に喜ばれることを快く思うようになり、感謝の気持ちで物事が受け止められるようになるという事、とても大切な事なのだと思いました。

とてもよいお話を聞くことができ、私のこれからの人生も変わっていくことになりそうです。

松井瑞樹 竹下和夫先生のセミナーについて 

セミナーを聞くまでは、自分一人でお弁当を作ることで何が成長できるのだろうか分かりませんでした。

最初にみた、末期ガンのお母さんと娘さんのスライドショーでは、お母さんの娘さんが1才頃から家事を教えていて、子供には家事は危ないからやらせないというのは違うことだと感じました。

子供は人の役に立ちたいという本能が存在し、それを大人が止めてしまうと子供はやらなくていいととらえて何もしなくなってしまうことを知りました。子供のやる気を止めてしまうと自分の成長のための力をなくしてしまうことが分かりました。

また、子供は大人がしていることをマネすることがあり、大人は子供にしてほしいことをしてみせることが必要だという話を聞いて、子供が色々なことをマネして成長していきますが、それと同時に大人が子供に見られているいう気持ちになり

正しい行動をとるようになると思いました。

子供が自分で成長するために大人はやりたいことをさせてあげて、けじめをつけなければならないことは大人が見本として見せてあげることが大事だと感じました。

スライドショーの娘さんはお母さんに言われて家事をやらせているのではなく、娘さん自身がやりたい気持ちや人の役に立ちたい、人を喜ばせたいという気持ちがあり、それをお母さんが大事にした結果、娘さんの成長につながった

と思います。

子供が一人でお弁当を作ることは、人の役にたつことができたり、作ったお弁当を友達に見せて喜ばせることができることで成長することができると感じました。

坂東直美「つくる!たべる!かたづける!心を育む弁当の日」

今回 竹下先生の講演を聞けた事は、子供を育てる親としてそして親をもつ子として大変 勉強になりました。

はじめに、先生のお母様のスライドショーが流され 先生ご自身が時間の調整がつく限り、お母様の食事を作り、一緒に入浴し、

体を洗い、ふいてあげているということを知り、驚きました。

そしてお母様に対して「親孝行させてもらえるまで、長生きしてくれてありがとう」という感謝の気持ちをもって接していらっしゃることに感銘を受けました。

 次に「はなちゃんのみそ汁」では「余命5ヶ月と宣告されたお母さんが5才の娘に残したもの」それが心を鬼にして娘に包丁を持たせ料理を教えるという事。うちの娘ももうすぐ5才になります。

ちょうどはなちゃんが。お母さんに料理を教わった年齢です。

私だったらと考えた時、お母さんが限られた時間の中でどんな思いではなちゃん料理を教え、その様子をとなりでみていたかと思うと涙がとまりませんでした。

そして5ヶ月後、はなちゃんはお父さんのためにお弁当やおみそ汁が作れるようになるのです。

はなちゃんがお母さんから教わった事は一生の宝物です。

はなちゃんのお母さんの「食育」のすばらしさに感動しました。

そして弁当の日のスライドショー。実際に子供達が作ったお弁当と嬉しそうな誇らしげな笑顔がとても印象的でした。

弁当の日によって、食の大切さ、作る楽しみ、作ってもらう感謝の気持ちが芽生え、それが子供の感性、成長を育むということを学びました。

私も子供たちに食べる事の喜び、作れる事の感動を味わってもらいたいという気持ちが強くなりました。これからはどんどん台所に立ってもらいます。

先生の講演聞けた事、我が家の食育の起点になりました。

橋本里美「つくる!たべる!かたづける!心を育む弁当の日」感想文

この講演会に参加するまで、子供達がお弁当をつくる話

お弁当作りの話を聞くのだと思っていました。

しかし、まったく違いました。

講演会が始まり 竹下先生は、ご自身のお母様のお話をされました。

私は、竹下先生の事は何も知らず参加をしていましたのでどういうことか

少し理解するのに戸惑っていました。

お母様との体験談を話し、先生が入院されていた時に

出会った入院患者さんの話をされました。

今まで私は、介護について深く考えた事がありません。

 

3年前に亡くなった主人のおばあちゃんと嫁に来て

ずっととなりどおしの家で過ごしていました。

私はおばあちゃんに時々おやつの差し入れがてら

少し話しをするといっても耳が遠いのであまり会話

にはなっていない。その程度しか接していませんでした。

おばあちゃんは、何の不自由もなく、ご近所のお友達と

おしゃべりをして、食事は、おかあさんが作ったものをたべて

毎日を過ごしていました。なのに「早く死にたい」とよく

言っていました。その時私は何も言うこともなく

だまってその場から逃げていました。何故 あんなことを言う

のだろうとただ思っているだけでした。

先生は

「人間は人の役に立たないと生きていけない」

「人の役にたつことは生きていく力になる」

とおっしゃっていました。もっとこの話を聞いて

いたらおばあちゃんへの接し方、声のかけ方も違って

いたのかもと思います。

 

お弁当の日・・・・・

子どもたちの誇らしげな顔が印象に残っています。

素敵でした。

今から うちの子ども達に弁当作りをさせるのは

至難の業だと思われます。

私ができることは、もう少し子ども達が「お母さんのお弁当おいしい」

「お弁当もっていくのがうれしい」と言ってもらえるお弁当を作って

あげることではないかと感じました。

「今晩 何たべたい?」は聞いてはいけない!

よく子どもに聞いていました。これからは聞かず

もっと旬の野菜をどんどん使って 色々なメニューにも挑戦すること。

今からでも味覚を育ててみりことにしよう!と思いました。

色々と考えることのできた講演会でした。

すごく良かったです。