歯の数と自立度(2012.10.16)

電車で80才で20本歯があったら何でも食べられるというステッカーがありました。

これは、大阪府歯科医師会が出している広告で、歯科の啓蒙活動の一環です。

まだまだ、歯の大切さをアピールしていかないといけないと思います。目分の歯

があると無しで、生活自立度が違ってきます。80歳の人を対象に行なった歯科

保健調査で、歯の数が0~9本で入れ歯をしていない人は、大半が自立度が低

い人で、ほぼ自立している人は20%弱です。反対に、自分の歯が20本以上ある

人は、ほとんどの人が自立しています。しかし、歯の数が少なくても、入れ歯がよ

く機能していれば、かなり自立度が高いことがわかります。
 目立度の高い人と低い人では、とくに食生活と社会性できわだった差があるよ

うです。目立度の高い人は栄養のバランスがよく、噛みごたえのある食物もよく

食べ、仕事・役割を持ち、家族以外の人とも話をし、新聞やテレビなどでニュース

をよく見るなど、社会とのかかわりのある生活をしているようです。

 50才ぐらいから急速に歯が少なくなってきます。早めに検診を受けましょう。