歯周病の犯人説(2012.1.5)
歯周病の犯人説(原因)は、時代で変化しています。
栄養状態と遺伝が犯人の時代、歯石が犯人の時代、
大量の歯垢が犯人の時代、しかし、今は単独犯ではなく、
歯垢(バイオフィルム)の組織化と体の免疫の関係性が
犯人と考えられています。歯垢が成熟する前に崩してやる。
歯ブラシの毛先が歯垢にあたり、軽く振動させれば十分です。
歯周病の治療には対症状治療と原因除去治療があります。
対症状治療は、一時的に痛みをとめ、腫れている所の膿を
出す事です。これだけでは、歯周病は再発します。
原因除去治療の中心は、自分で行う歯垢くずしです。
これなしには、歯周病は治癒しません。
歯周病だけを治す薬はありません。必要なのは、定期的に
専門家にチェックしてもらい 病状の安定を自分で
確認することです。歯石をとるだけでなく、どこの
場所が歯周病になりやすいか、その場所の手入れを
どのようにするかを教えてもらうことが大事です。