300年前のオランダの歯垢(2012.4.12)

300年前オランダのレーウェンフックが自前の顕微鏡で

歯垢の中のばい菌をはじめて見いだしました。

 虫歯や歯周病は、この歯垢の中の細菌が起こすものです。

その時代、このばい菌は食べ物や糞などと一緒に口に入ったと

考えられていました。そのため食べ物は、よく洗って 充分加熱

することがばい菌を減らすと考えられていました。口の中の清掃も

このばい菌を減らすために、実行されてきました。外からばい菌が

入るという考えは今は否定され、元々口の中にいる細菌が定着・増殖

し炎症をおこすと考えられています。

 日本人は魚を生で食べる習慣、銭湯のように裸で一緒に浴槽に

につかる習慣があります。これですべての人が病気になる訳では

ありませんが、西洋人には、病気になるように思う衛生観念が強い

のです。歯周病や虫歯は、口の中の衛生観念が達成されていないこと

が一番の問題です。口の衛生思想は西洋衛生観念から出来た予防方

を採用するのが歯の病気にならない方法です。