歯周病の治り方(2012.4.29)
歯周病とは、歯周病菌に対して体が炎症反応を起こし歯を骨に
付着している組織が、少なくなることです。
まず歯周組織の検査をします。プロービング検査といい、プローブ
という器具を歯と歯ぐきの境目に20-30gぐらいの弱い力でいれて
いきます。歯ぐきが腫れることと付着の抵抗性が弱くなることで
プローブが深く入ります。これを歯周ポケットといい、3mmまでの
出血がない場所は炎症がなく安心です。4mmは予備軍、5mm以上に
なると歯周炎です。
治療は歯周ポケットへの細菌の侵入を防ぐこととこの歯周ポケット
内の掃除です。歯周ポケット内の掃除は、専門家の担当です。細菌の
侵入を防ぐには丁寧な歯ブラシが必要です。細菌が少なくなれば歯周
組織は回復へ向かい、歯肉の腫れが2mm位とれ、付着の抵抗性がまし
プローブが深く入りにくくなります。6mmの歯周ポケットは3mm
になる可能性があります。自分でのブラシが歯周病を治すために必要
です。歯医者はそれをサーポートします。