NHKスペシャル老人漂流社会(2013.1.22)
NHKスペシャル「老人漂流社会ー終の住処はどこに」を見ました。
65才以上の高齢者が3000万人を突破し、人口の逆ピラミット化が
どんどん進んでいます。家族が高齢者を支える仕組みは、機能しな
くなり、国や地方が高齢者を支えなければならない状態です。
家族のない高齢者は お金がないと安心して長くおいてもらえる
施設がなく、施設を渡り歩くしかありません。今は国民年金だけだと、
安住の施設はなく、生活保護費を支給されることで、生活ができるよう
になります。生活保護費が高齢者の最後の生命線になっているのです。
急激にすすむ、少子高齢化の問題は私たちの子供や孫の世代に、
大きな問題を投げかけています。番組の後半で、高齢者が料理や家事
などの自分のできることをしながら、生活をしている施設が紹介されまし
た。番組前半に登場した漂流している高齢者と違い表情が、いきいきし
ていました。誰かの役に立ち、誰かから感謝されて、自分の活きる力が
でてくるのだろうと思います。まずは、自分の健康、高齢者になっても
元気なお年寄りはいっぱいいます。そういう人たちの行動や生き方を
学ぶことが重要だと感じます。