やなせたかしさんが亡くなっても愛と勇気の歌は残る(2013.10.16)
10月14日に やなせ たかしさんが94才でなくなりました。
最初のあんぱんまんは、お腹が空いている人に自分の顔を
ちぎってあげて、自分は弱っていく カッコ悪いヒーローでした。
戦中、戦後 物のない時代を生きたやなせさんが、表現したヒ
ーローは武器で悪者をやっつけるヒーローではなく、飢えている
子どもに対して自分を犠牲にしても食べ物を与えるヒーローでした。
最初はそんなヒーローは受けず、バイキンマンが登場してから
ブレイクしました。
アンパンマンのマーチでは、「なんのために生きるのか、わからな
いなんていやだ。」と歌っています。飢えている人や、 困っている
人のために生きることの喜びを、子ども達にも分かってほしい
というやなせさんのメッセージだと思います。東日本大震災避難所で
この曲が流れると子どもは泣きやみ、大人は勇気づけられたそうです。
これからの時代、私達も何のために生きるのかを考えてみることが、
必要だよと やなせさんは、教えてくれていると思います。
ありがとうございました、ご冥福を、お祈りします。