行動分析マネジメントにしたがった歯周病治療(2014.3.29)
歯周病の治療の肝は、有効な歯垢清掃の習慣をつけることです。歯科医院で歯周病に
効果のある歯ブラシ方法を教えてもらうことが第一、自己流ではできません。いい習慣
をつける、悪い習慣をなくすためにアメリカで開発されたのが、行動分析マネジメントです。
行動を数値化し、目に見えるものとし、評価し、継続できれば自分にご褒美をあげる。
結果を出すための5ステップがあります。①望ましい結果に必要な行動を決めます。可視
化数値化をします。例えば、下の前歯の歯と歯ぐきの境目に歯垢染色液を塗って全体を
1日5分歯ブラシをする。自分撮りができるスマホで歯の写真を撮りましょう。②1週間後、
写真で変化を見ます。歯垢がなくなっていれば続けます。写真をとります。③写真を並べ
てみて、変化を確認します。④また1週間続けることが出来たら自分に、ご褒美をあげま
す。⑤また、1週間たったら写真をとり、自分の行動を評価します。最低3週間続けます。
効果がなければ、どこかに問題があると考え、修正します。このプログラムには歯科医院
でのサポートが、必須です。あなたにあった歯ブラシ、あなたにあった歯ブラシ法、歯周病
の精密な評価を提供してもらわないと成功はのぞめません。自分のなりたい物、やりたい
ことは、この応用になります。詳しくは石田敦「短時間で組織が変わる行動科学マネジメント」
を読んで下さい。