歯の表面「エナメル質」のケアが大事です(2014.6.17)

エナメル質は様々な要因でダメージを受けます。食べ物に含まれる酸でエナメル質が弱くなり、そこに力が加わると削れてしまいます。歯ぎしりや硬い歯ブラシもエナメル質の大敵です。食べ物でダメージを受けた歯を「酸蝕歯」といい、日本人の4人に1人が酸蝕歯をもつと言われています。エナメル質が薄くなると下の象牙質が透けて歯が黄色く見えます。黄ばみを取ろうとして余計に磨くとさらに黄ばんできます。逆効果で注意が必要です。酸性が強い食品は、炭酸飲料やスポーツドリンク、梅酒、ワイン、お酢やドレッシング、柑橘系のフルーツです。飲食する頻度を減らし、柔らかい歯ブラシで1本ずつ丁寧に歯を磨くこと、そして歯科医院でのフッ素塗布やキシリートールガムを噛むことでエナメル質を守ることができます。

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