胃潰瘍と歯の周りに住む細菌の関係(2014.6.21)

胃潰瘍になると胃が痛みます。昔は胃潰瘍の原因は、ストレスと考えられていましたが、今は胃に住むピロリ菌が原因と言われています。日本人の半分は、ピロリ菌の保有者といわれています。ピロリ菌は、胃の中に住み着き胃の粘膜を傷つけ、胃ガンに発展することもあります。今、ピロリ菌の除菌療法が行われています。この除菌療法で胃の痛みが軽減されるようです。しかし、歯周病がある場合、歯の周りにピロリ菌の仲間が住み着き、除菌しても歯から胃へ感染するどそうです。胃潰瘍の治療をする場合は、歯周病の治療も合わせてする必要があります。体の入り口を清潔にすることが、いろんな病気の原因を防ぐことになります。

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