読売新聞 医療ルネサンス 鼻で呼吸 アトピー改善(2014.7.26)

 読売新聞にアトピー性皮膚炎の女性が鼻から呼吸するように指導されたらアトピー皮膚炎が治ったという話が載っていました。福岡市の「みらいクリニック」の今井一彰先生は口の中の細菌感染は体全体の免疫を乱し、一見、関係のなさそうな病気をひきおこすと述べています。歯周病や虫歯がある人、口呼吸の癖がある人は口の中が乾燥し、細菌感染が起きやすく、歯科で治療したり口呼吸をやめると、病気が改善する例を報告しています。今井先生は口テープや「あいうべ体操」をすすめています。口テープは寝る前に唇にテープを縦にはり、睡眠中口を開けないようにし、口の乾燥を防ぎます。「あいうべ体操」は、「あ」「い」「う」と発音する形に口を動かし、最後に「べー」と舌を突き出します。口呼吸の人は舌の位置が低くなっています。あいうべ体操を1日30回続けると、舌の位置が改善し、鼻で呼吸しやすくなります。

 暑い季節、体の不調を感じることも多くなります。口の中の健康が、体の不調に関係しているかもしれません。口の中をチェックして、みてはいかがでしょうか。

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