みんなに共通する歯ブラシの方法は、ない(2014.9.26)

 「歯科医師会や歯磨き粉会社がアドバイスしている歯磨きの方法は、“容認できないほど”矛盾している」ロンドン大学(UCL) オーブリー・シェイハム名誉教授が研究発表しました。(2014.8.11)研究チームは10か国の歯科医師会・歯磨き粉や歯ブラシの企業・歯の教科書が勧めるブラッシング方法を検討しました。その結果、ブラッシング法・頻度・時間など様々な推奨事項に幅があり、明確な根拠がなく、歯科教科書と歯科医師会の助言には一致した見解がないことがわかったと報告しています。歯ぐきを傷つけずに歯垢がとれていることが明らかである歯ブラシ法が、 その人に推奨される方法でみんなに共通の方法はないということです。歯垢染色(赤染め)をして、ついている割合が20%以下なら口の中の健康が維持できるということは明らかにされています。赤染めは自分1人では、チェックできません。染色液は市販されているので家族でチェックしてもらうか、歯科医院でチェックして指導してもらって歯垢を20%以下にしましょう。これが、できてない歯ブラシは時間の浪費です。

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