味わうことで舌のトレーニングができる(2014.10.8)

 先日、美味しい赤ワインを頂いていたら、舌と上あごでその味を確かめている自分を発見しました。舌の味覚は一様でなく部分で感じ方が違います。甘い物は舌の先、酸味は舌の横の端、苦みは舌の奥で感じます。ソムリエが、ワインの年代や産地を当てるのは舌の部位での感じ方のトレーニングによるものです。舌が上あごにつかない、低位舌という状態があります。口呼吸をしている場合は、舌が動かせず味も感じにくくなります。グレープフルーツジュースは、ほのかな甘みを舌の先で感じ、舌をさすような酸味を舌の両端で感じ、苦みを舌の奥で感じます。 ゆっくり味わうことで味覚が養われ、舌の動きもよくなります。年取って味覚障害の方も増えてきています。良く噛んで味わえるような口を維持することが大切です。

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