2日1回丁寧に歯ブラシをすれば歯周病は進行しない(2014.11.17)

 ヨーロッパ歯周病専門医の福井秀和先生の講演を聞いてきました。福井先生は、スウェーデンで歯周治療のトレーニングを受け、現在は長野県で勤務されています。スウェーデンは、イエテボリ大学中心に研究成果の論文に基づき、根拠と妥当性のある安全安心な歯周病治療を行っています。1965年にハロルド・ロウ先生が、歴史的な実験をしました。歯科大生に歯ブラシを禁止させる実験です。そうすると、歯垢が溜まりはじめ３日後に歯肉炎になりました。、また歯ブラシを再開すると歯肉炎が治りました。このことから、歯垢が歯肉炎の原因であることが、世界で初めて明らかになりました。歯科大生対象実験なので歯ブラシは上手いと思いますが、誰でも歯ブラシがきれいに出来ていれば、２日に１回の歯ブラシで、歯肉炎や歯周病を防ぐことが出来るのです。まず、歯ブラシのやり方をマスターし、それを習慣化し、定期的にチェックを続けることが予防先進国スウェーデンスタイルの歯の守り方です。今週、土曜日22日に歯周病を防ぐ方法のお話をしますので、お電話でお申し込み下さい。