NHKためしてガッテン入れ歯の新常識「歯無くなった場所は放置しないで」(2015.2.16)

 歯は奥歯からなくなります。奥歯は、掃除しにくく強い力がかかるからです。歯が抜けるとかみ合わせの歯が伸びてきて、後ろの歯が倒れてきます。抜けた歯の前後や反対側の歯、あるいは全体の歯にゆがみが生じてきます。これを歯の崩壊過程といいます。歯を入れないで食いしばりやはぎしりのある場合は歯の崩壊が急速に進みます。奥が噛めないと前歯が、欠けたり折れてきます。この場合、前歯だけ治しても安定しません。上下の歯がそろっている部分が顎を支える柱でこの柱が10カ所以上ない場合は、順番に歯が無くなっていき取り外しの入れ歯になります。番組では30才前半で奥歯が1本抜けたAさんは毎年1本ずつ抜けて52才で総入れ歯になったそうです。歯がなくなった時は違和感がありますが、暫くすると慣れてきます。しかし、これが落とし穴で歯の崩壊に結びつくのです。人間の体は機能しない所は、廃用萎縮といい壊れていきます。歯をいれて機能を回復させましょう。

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