両親の歯周菌が子供にうつる(2015.3.19)

 歯周病は中年以降に多く出てくる病気ですが、若い時に進行する歯周病があります。歯周病は多くの種類の細菌が起こす混合感染と言われていますが、その中でも暴れん坊の細菌がいます。名前が長いので略してaA菌(エイエイ菌)と呼ばれ、成人になる前に、感染し歯の周りの組織を破壊していきます。免疫力が十分でない子供の時期に、この細菌に感染すると、歯周病が重度に進行します、歯周病菌の感染は唾液感染といわれ、家族内での感染も疑われます。 両親が歯周病で早くから歯を失っている場合は、特に注意する必要があります。子供の頃から歯医者で健診を受けて、早期発見できれば進行を防げます。学校検診で歯肉炎と指摘された場合は、特に歯科に受診して検査を受けましょう。

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