食いしばりからの顎関節症に、ご注意(2015.6.10)

 耳の穴の前にある顎関節。ここが痛む、音がする、口が開かないなどの症状が有る場合、顎関節症といいます。アゴの関節には、関節円板というクッションがあり、アゴがスムーズに動き、関節の負担を少なする役割があります。関節円板には、血管や神経がないため、強い負担がかかると、修復が難しく 関節円板のすり減りや、ずれがおこります。(膝の関節と似ています)歯が抜けたままだったり、食いしばりや歯ぎしりが続くと、顎関節症になります。まず、MRIで顎関節症の状態を診断します。そして、顎関節に負担のかかる癖や習慣をやめることです。スマホを使う前屈みの姿勢やパソコンを見ている姿勢は、知らないうちに食いしばりの原因になっています。顎関節症の場合、肩こりなども伴うことが多く、姿勢を正してストレッチも効果があります。マウスピースや矯正治療が適応になる場合もあります。

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