硬い物を噛むとアゴが大きくなるの?(2015.6.12)

 アゴの成長が少なく歯並びの悪い子が増えています。するめや昆布を噛んだからアゴがすぐ大きくなるということは、ありません。まず、遺伝の影響があります。おかあさんおとうさんに、顔が似る言うことは、アゴの大きさも似ます。両親の歯並びが子に伝わります。子供の頃の生活習慣の影響も大きいです。たまに硬い物を噛むより普段から、多くの回数噛みことで唾液がたくさんでるようにします。飲み込む時に舌が上あごに刺激を与え広げます。その刺激で、上のアゴが広がれば、下のアゴも成長してきます。口がしっかり閉じられていなと、効果がありません。下のアゴの成長には姿勢や発音が大きな影響を与えます。姿勢が前屈みになっていないか、大きな口を開けてはっきり話すことが出来るか。遺伝プラス生活習慣がアゴの成長を支配します。しかし、気をつけていても矯正治療が必要な場合は多いです。子供さんの3ヶ月毎の検診とフッ素塗布を行う当院の予防クラブ(カムカムクラブ)では、虫歯予防と歯並びのチェックも行っています。こどもさんの歯並びが心配な方で虫歯にもさせたくない方は、是非、入会下さい。

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