歯周病を考える 火の無い所に煙は、たたない(2015.8.25)

 「火の無い所に煙は、たたない」ということわざがあります。まったく根拠がなければうわさは立たないという意味ですが、歯周病の症状にもこのことわざが使えます。歯周病とは、歯の周りに細菌が繁殖し、炎症が起こる病気です。炎症の症状は出血です。歯周病の検査で歯周ポケット検査があります。この時、出血があればその場所に炎症があり歯周病が、進行していくと考えます。ことわざに当てはめると 煙が出血で火は細菌が起こす炎症です。「出血の無いところに細菌はいない」と考えます。血の出る場所には、細菌が繁殖し炎症が起きていると言うことです。歯ブラシは、消火活動のために行うものです。ブラシを一所懸命しても出血がなくならない場合は、歯周病は進行していきます。歯周病の検査を受けて、定期的な炎症の消火活動をおこなうことで歯周病から歯を守ることができます。

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