林 康博先生講演会「本当の力をつける」(2015.8.30)

 患者さんの虫歯や歯周病を治し再発を防ぐのが歯科医師や歯科衛生士の役割です。そのためには患者さんの規格性のある記録(レントゲン、写真等)を定期的にとり、それを参考にして自分で判断し実践していくことが大事です。その記録は長ければ長いほど、多くの情報を与えてくれます。熊本で開業の林 康博先生は、自分の見てきた患者さんの記録を30年以上とり続けています。その結果 歯が長持ちするための原則を発見しました。林先生の発見は、歯が長持ちするために一番大事なことは、一生 口の中の細菌が繁殖しないようコントロールすることです。具体的には、歯ブラシで行う口の中の歯垢を減らす事(プラークコントロール)です。まず、歯垢中の細菌を顕微鏡でチェックします。自分の歯垢がどれだけ体に有害かを、視覚で認識してもらいます。その歯垢をとるための指導も何度も繰り返し行っていきます。これがなければ、歯を長持ちさせることは絶対、出来ません。歯周病菌を退治するためには、その性質や正体を明らかにして、歯科医師や歯科衛生士と患者さんの3人で力を合わせて戦っていくことが必要です。3人のやる気パワーが病気を治し、病気を防ぐことができます。歯周病でお悩みの方、是非、ご相談下さい。

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